ミシンの選び方① その前に糸を考える
ミシンの選び方について
お話したら
アクセスがあったので
皆さんの気になる事かな!
と嬉しくなりました
選び方を
書いていきますね💕
最初にこの情報の
信憑性なんですけど、、、
ミシンを店頭で
販売していました
過去に経験した
各アパレル企業内での
ミシンにおける
定期的な研修を
受けていました
ミシンメーカーから
派遣された方々からの
研修も受けました
30年近く洋裁に携わり
縫製の仕事もしていました
という経験を元に
主観にはなりますが
お話させて頂きます
さて
結局 ミシンは
どれが良いの❓
という基準でした
「どんな素材でも
安定した糸調子で
美しく縫いたい」
「生活にあった大きさや
外観と予算で選び
長い間 使用したい」
「出来れば
修理トラブルに
あいたくない」
この辺りが
基準の柱に
なるかと思います
それで いきなり
ミシンの種類大別から
講じる場合が多いのですが
その前に 少し
糸について 知っておくと
良いなと思っています
学生にはそこから
話をしています
糸にも
沢山の種類がありますが
ここで考えたいのは
一般的に使う
ミシン糸の事です
そもそも
なんで❓
ミシンを選ぶのかを
考えてみた時
生地の種類不問で
美しい糸調子を
取りたい訳ですよね
そこで
糸は何で出来ているの❓
と考えてみましょうか
様々な素材の繊維を
撚り(より)あげて
糸にしているのです
天然の綿(わた)だったり
蚕の繭だったり
液状の機能素材を
シャワーヘッドのようなパーツから
シャワーのように噴出して
長い繊維にしていたり
など 様々です
繊維のままだと
扱いにくく 切れます
それを 撚りあげて
丈夫な糸にしていきます
糸には
撚り方向があり
ミシン糸は
Z撚り(ぜっとより)→左撚り🧵
手縫い糸は
S撚り(えすより)→(右撚り)です
お手持ちの糸があったら
よく見てみて下さいませね👀
出ました 手描き❣️
他にも
上撚り(うわより)とか
下撚り(したより)とか
本数の違いや方向を用いて
撚りを表現する内容があるのですが
難しくなるので
今回は割愛します
何故 方向があるのか❓というと
昔は 全て手縫いだったので
縫い針を持つ
手の動きに 合った方向で
撚られています
だからミシンを掛けていて
ちょっと
手縫いしなければならない時
ミシン糸でいいや
とミシン糸で手縫いすると
絡んだり
玉になったり
した経験はありませんか❓
あれは
撚り方向が違うからなんですよ
ミシン糸は手縫いに
使用してはいけないの❓
というと
何々糸
と種類を変えて
揃えていくと
結構お金もかかり 大変なので
それを分かっていて
使う分にはOKです🙆♀️❤️
これだけ
ボビンの胴体に
巻き付けられた糸が
1本に放たれた時
習性を持っていそうでは
ありませんか❓
クルって
戻ったりする所
見た事
ありませんか❓
だから
ミシンはいろんな所に
糸を掛けて 降りてきます
今のミシンって
糸掛け順の
番号が振られていて
とても便利です
メーカーにもよりますが
1から始まって
9とか10とかで
やっと掛け終わります
それだけ
糸を掛けまくるのは
糸を引っ張って
扱いやすくする為だと思います
そして縫製
また手描きです💦
これは縫製されている
生地の断面です
ミシンの糸掛けを
イメージして下さい
上から降りながら
掛けている糸が上糸
下から掛けている糸
つまり
ボビンに入れている糸は
下側を走っている 下糸になります
これって
生地の断面で
8の字を描いて
出会っているんですね
針が刺さり
天秤が糸を引っ張り上げます
基本的には
生地・糸・針の太さや種類・正しい糸掛け・ミシンの設定
の相性
ミシンが健全という
前提での お話なんですが
このどれもが
バランスを持って
掛かっていない時
糸調子が乱れます
糸調子がおかしかった時の
改善方法は
針が嫌だ言ってるのかな?
→針を9番にして細い針にしてみる
(薄い生地なのに太い針を使っている)
下糸が変(正しい糸掛けに問題)
→ボビンが逆向きに入っているのでは?
などと おおまかに
対処は決まっているので
対話調で改善していくと
大体おさまります
という訳で
これを知らないと
次にミシンの種類を聞いても
腑に落ちませんので
長くなってしまいましたが
糸について
ご紹介しました❣️
また近日
ミシンの種類を
ご紹介しますね😊✋
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