プラスナップ

子供服などによく使用されている

プラスチックスナップの講習をしました。

握りバサミのような形のハンディタイプが一般的ですが

沢山あけると手が痛くなります。

クラスにプレス機がありますので、やってみたい方は事前にお声かけ下さい。

杭が降りる先に丸い穴があいていますね。

その穴に黄色か白い台座をキュポとはめ込みます。

この2つの違いは大きさです。

白が9ミリ、黄色が11.5ミリ。13ミリもあります。

サンコッコーのプラスナラインは9ミリか13ミリが一般的で、

ボタン型のスナップは11.5ミリです。

まずは、お試しをしましょうね!


バネとヘッド

ゲンコとヘッド

という2種類の組み合わせをセットに、先にテーブルに数を用意して置いてみて下さい。

1セットが4パーツになります。


お試し1セット

実際のプラスナップ3セットなど。つけたい数のセット。

何個も打つ場合、机の上には似たようなパーツが一杯です。

必ずセットにして仕分けしておかないと、途中で分からなくなってしまいますよ。

沢山打つ場合はお皿の上などに仕分けして下さいね。


実際に使用する生地をお試し用に取っておいて、

これから実際にあける場所と同じ位の生地の厚みにして、目打ちで穴をあけます。

目打ちは押し込めば大きな穴も開けられますが、

ヘッドのトンガリ部分が刺さる位の穴です。

厚い箇所に打つのなら、例えば三つ折りや四つ折りに生地を折ってみて、

同じ位の厚みかな?と触り比べ、生地を束ねてください。

ボタンホールを作る時もやはり同様に、同じ生地を同じような条件にしてから

お試しをして下さい。

試し縫いの生地をもったいないと思わない事が作品成功のポイント!


表地に出る方のスナップからつけてみましょう。

上前の表側の穴にヘッドのトンガリを刺します。

裏側には対になるバネをカチッとはめます。

これだけで結構カチッといいます。


プレス機の杭の下にすえると、台座があうので自然と置けますが、出来れば周囲を水平に保つ為に、生地を手で持っていたいです。斜めに置いたりすると曲がって打たれてしまい、外したりするのは厄介。出来れば、ちょっと~と誰かに持ってて貰って下さい。

プレスすると、ヘッドのトンガリが潰れて、平らになり、布を噛んで固定されます。


上前の身頃に付くスナップが付いたら、反対側にゲンコのセットをつけたいです。

合う位置に穴をあけ、ヘッドを刺し込み、ゲンコをはめて、プレスします。

力は要りますが、体重をかけられるので、意外に簡単につきますよ。

ついたらお互いを嵌め合わせ、テストしましょう。


作品にも上記の工程で打ち込んでいきます。

薄い生地の場合は噛み合わせが甘く、引っ張ると、スナップが取れそうに動いたりします。

着脱時にスナップを引っ張り合って脱ぎますので、実際に嵌めたり外したりを何度もしてみて、安心して使える使用感かを確かめてから、作品のスナップを打ち込んでいって下さい。

引っ張ったときに外れそうに心もとない感覚の時は、少し手を打ったほうが良い事もあります。

1例としては、市販のシール状のあて布を中に噛ませてスナップを打つか、共布を丸く切って中に仕込むと割とうまくいきます。







スナップは素材安心で、ママは着替えが早く済みそう☆

最近はハート型や星型のスナップなど可愛いものも出ています。


プラスチックのマットな質感が、優しい雰囲気。

ポーチや小物にも合います。

ボタン1個で買うよりコスパも良い事もあります。


打ち具が要らない、嵌め込み式のスナップも市場に出回っています。

プライヤーやプレス機なしで、ご自身でやってみても良いかも知れません。

嵌め込み式は構造上、スナップに厚みが出ますので、ゴツイ感じはあります。

作品とあえば、手軽に使ってみても良いと思います。

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