まる凄⑩ 1/4原型 縮尺定規

ここ しばらく
洋裁といえば原型
という目線で 記事を書いてきました



まずは手慣らしに 簡単な線で構成された
ゆったりシルエットのデザインの
作図をしてみて下さいね



ダーツの展開
つまりダーツの移動や
分量を減らしたりする必要のない
シンプルなデザインから引いてみるのが
やはりオススメです



回し方に 慣れるまでは
市販の1/4縮尺定規を使って
回し方向に 慣れていかれると宜しいですよ



講師は文化服装学院時代に
この定規と初めて出会いました
原型を1/4まで縮小した定規です
3年前には専門学校の生徒達に
使ってみて欲しくて
厚紙にコピーを貼って
手作り定規を作り 配布しましたw
厚紙なのでバストポイントに穴をあけさせ
シャーペンを突き刺して
紙の上で回せるように指示したのです



そんなの買わなくても
現物の製図でいいじゃないかって?
うん
仰る通りです



でもね
慣れない状況で
人体の大きさの原型を
グルグル回すとしますよ?



大判のハトロン紙などの 用紙で引いた原型を
もう、そりゃあ、ガッサガサと
いろんな方向に回すのを
イメージして頂けますか?笑
ちょっと嫌でしょう? 笑笑


その上に もう一枚
新しい 製図用紙やハトロン紙を敷いて
そこに写していきながら
また原型の用紙を 下に入れ替えて
さらに回しながらの
そしてその原型の上に
今 写している方の大きな紙を乗せて
線をキッチリと合わせての
線を閉じたり開いたり なぞっていきますよ?
かなり嫌でしょう??笑



気付いたら、線がズレていたり
消しゴムで消して線を直したつもりが
またズレていて もう一度消したら
紙がグシャグシャになったり
アッとシャーペンが
床に転がり落ちたりしますよ?



同時に色々気にかかる事も起きる
ん?
もうどっちに回すんだっけ⁉

パニック開始です↔↕↘↗



そこで縮尺定規を使い
まずは流れを覚えていきます

どこから引き始めるのかが決まると
回す方向も決まっていきますし
なにせ 手の中で習得出来るのが
良いですよ



ジャケットやコートなどの
アゴダーツや
おがみ防止で原型を倒す時など
珍しい工程や
混乱しそうな工程は
小さな原型でやってみると
すぐに戻って
確認出来るので安心です



1/4なのでミニ定規で引いた製図を
コピー機で4倍すれば
多分 等身大になるはず、、、

ネットで無料でダウンロード出来るパターンを
提供しているサイトを
訪問された事はありますか?
ご自宅で A4に印刷して
紙を貼り合わせるやり方があるのですが
そういう風に 真剣に貼ってみたら
人体に使えなくもないかも? 笑 
あんまりしませんが、、、

この1/4縮尺定規で
引いたパターンで縫製し
1/4のお人形のような
小さなボディ、トルソーがあるのですが
確認に作ったりする所もあります

あんまり量産するような会社や現場では
ないでしょうけれど
学校などでは理解を深めます
ドールのお洋服を作られている方は
いいかも知れません♪

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